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05/09

糸島でのイベントに出展します。

気持ちの良い季節となりましたね。

今週末、糸島で開催される「糸島わいわいフェスタ2019」での「フクテク展」にR30を出展します。体験試乗会も実施しますので、ぜひドライブがてらに遊びに来ませんか?

日時:5月12日(日)10:00~15:00

場所:糸島市健康福祉センターふれあい

ご来場お待ちしています。

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05/06

■R30街歩きガイド~天神・中州界隈

風薫る五月晴れ!お天気に誘われて、おでかけしてきました。

博多どんたく港祭り真っ最中の天神・中州界隈を散策してきました。

天神は福岡の中心地。百貨店や専門店外が集中した、ショッピングの一大繁華街です。

この日は、福岡市営地下鉄七隈線「天神南駅」から地下に降りて「天神地下街」を散策しました。

「天神南駅」から「天神地下街」は繋がっているので、スムーズに移動できます。

天神地下街は、福岡中心部を南北に貫く目抜き通り「渡辺通り」の地下に2本の通路に沿って600mあまり、150を超えるテナントを抱える地下専門店街です。

周辺のビルと地下通路で繋がっているので、雨の日や気候が厳しい時でも、快適に散策できます。中世ヨーロッパをイメージしたステンドグラスが随所に飾られ、石畳の落ち着いた12の街区に分かれています。

天神地区はバリアフリー化も進んでいて、周辺の百貨店には多目的トイレが多数設置されています。赤ちゃんをベビーカーに乗せているママさんや、電動車いすでお買い物を楽しむ方もちらほら見かけます。

エレベーターで地上へ戻ります。

降りるときに、親切な老夫婦が開くボタンを押して、居りやすいように手伝ってくれました。

R30のことを説明して、チラシを渡してちゃっかりPRしてきました。

天神のランドマーク「イムズ」ビル前、博多どんたくも開催中で、特に人通りが多くなっていました。

「福岡市役所」「天神中央公園」「福博であい橋」をたどって中州界隈へ向かいます。

「旧福岡県公会堂貴賓館」クラッシクでおしゃれな建物。カフェやイベントスペースとして活用されています。

この日は、通常200円の入場が無料となっていました。

天神側の福岡と中洲側の博多を結ぶ人道橋「福博であい橋」。端の上なのに、パーゴラの屋根がしつらえられ、川面の景色を楽しめる観光スポットになっています。橋のたもとには遊覧船乗り場もありました。

向かいの橋の上を博多どんたくのパレードが進んでいました。

博多どんたくは、街全体がお祭りムードに包まれます。メインのパレードには、さまざまな市民グループが思い思いの扮装で、パレードを楽しんでいます。市内のあちこちにはステージが設けられ、市民が自由参加で歌をはじめとした芸を披露しています。こういったお祭りの特徴は、福岡・博多が芸どころとして、多くの芸能人を輩出している理由だといわれています。

那珂川沿いの遊歩道を散策しました。初夏の風が気持ちいい、川面では遊覧船が上っていました。

ここは夜になると、川面にネオンが映る「インスタ映え」のスポットです。

那珂川沿いの遊歩道には、くるっと180°回る方式の車止めでしたが、小回りの効くR30では楽々通れました。スロープを降りて中州の中心部へ向かいます。

中州の中心地です。昼は少し落ち着いていますが、西日本有数の歓楽街として夜は最も賑わうエリアのひとつです。映画館は昼からやっています。

中洲エリアと博多川を挟んで隣接する「川端商店街」へやってきました。

大公・豊臣秀吉による「町割り」による昔からの街区のひとつで、博多の昔ながらの商店街です。

商店街の知り合いのおばさんに見てもらうと「旅行とかに良さそうね」とうれしい感想を頂きました。

お店の方に試しに乗っていただきました。恥ずかしそうにされながらも楽しまれているようでした。興味を持ってみておられる方もいて、R30が多くの方に受け入れられる手ごたえを感じました。

「川端商店街」を南へ抜けると、博多の総鎮守「櫛田神社」があります。

ここは、7月の博多祇園山笠が、最初に奉納される場所。境内には年中「飾り山笠」が展示してあります。

正面入り口は階段ですが、右手に電動カートでも入れる入り口がありました。

お手水から拝殿までスロープが設えてあり、R30に乗ったままお参りできます。

境内には「多目的トイレ」も設置してあり、R30に乗ったまま、トイレに入れます。

バリアフリーにもしっかり対応してありました。

櫛田神社からキャナルシティ方面へ向かう途中に、名物の「かろのうろん」がありました。

昔の博多っ子は「ど」の発音が「ろ」になってしまい、角のうどんを「かろのうろん」と言っていたことが、名前の由来だそうです。やわらかくふわふわした食感が特徴の博多うどん。ごぼうを揚げた「ごぼ天」と「かしわめし」がうどんの具とお供の定番です。

最近は、福岡人のソウルフードがラーメンではなく、実はうどんだったことが、知られてきているようですね。

博多は、うどん・そば・饅頭の発祥の地。福岡に来られたらうどんも食べてみてくださいね。

気持ちよく晴れた日の天神・中州界隈の散策、いかがでしたか?

R30を使って、楽しく快適なひと時でした。

遠くのおでかけでなくても、気軽に使えることもR30の魅力のひとつですね。

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05/02

■おでかけレポート~福岡市植物園

今日は天気もよく、前から気になっていた福岡市植物園へ行ってみました。
福岡市動物園に隣接した植物園は、なだらかな道が多く、電動カートでの散策にちょうどよい感じ。展望台の基壇や大温室にもスロープがあり、電動カートのまま入れます。

展望台では基壇部までスロープで上って行け、福岡市中心部が見渡せます。

大温室には様々な熱帯の環境展示を楽しめます。砂漠気候のエリアには巨大なサボテンがありました。

ランの展示エリア。暖かいので一足先に初夏の気分です。

熱帯雨林のエリアはさながらジャングルです。電動カートで冒険気分を味わえます。

電動カートのまま入れる、多目的トイレも完備されています。

大温室前の大花壇では春の訪れを満喫できます。
植物園は結構な広さがあり、一番奥の大温室まで歩いて回るとちょっと疲れてしまいそうですが、電動カートでの散策は楽チン快適でした。これならおじいちゃん、おばあちゃんにも快適に楽しんでいただけますね。

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04/24

R30街歩きガイド~キャナルシティ博多

このコーナーでは福岡を中心に全自動R30折りたたみ電動カートDiBlasiディブラッシR30で、実際に街を散策し、そのエリアの見所や、電動カートでのアクセス、トイレなどをご案内します。

第一弾は「キャナルシティ博多」

福岡の方には、もう説明の必要はありませんよね.

「キャナルシティ博多」は博多と天神のちょうど間の住吉に立地している大規模な複合商業施設です。

人工の運河を取り巻くようにホテルや映画館、劇場、ショッピングモールが入った建物が建ち並んだアミューズメント都市ともいえるもので、連日国内外からの観光客や地元の若者でにぎわっています。

この日は車でアクセスしました。車いす車室も用意されていて、パーキング入り口のインターホンで問い合わせると、係員に誘導してもらえるそうです。今回は、一般駐車場に車を止め、リアゲートに積んだR30を「ヨイショ!」と降ろして、キャリーバッグのように引いていきました。キャスターがついているから、移動も楽々です。

エスカレーターにも乗せられるのでフロア移動も簡単です。もちろんボタンひとつで展開して乗って行っても大丈夫です。その時はエレベーターに乗ってくださいね。

ここは、地元では短くキャナルと呼ばれています。キャナルにはファッションから家電、雑貨、スポーツなどさまざまなショップが入っているので、ほとんどの買い物を楽しむことができます。また、ユナイテッドシネマ、キャナルシティ劇場、全国の話題のラーメンが楽しめるラーメンスタジアムやゲームセンターなどのアミューズメントも充実しています。

電動カート利用の際に気になるのがトイレです。乗用のまま入れると便利ですよね。

キャナルには17箇所も車椅子のまま利用できる多目的トイレが設置されていて、この点も安心です。

全長約180mの運河の中央にはセンターステージが設けられており、噴水ショーや映像、大道芸などいろんなジャンルのお楽しみも用意されています。ショッピングの合間に、休憩しながら気軽に楽しめますよ。

道路を挟んで増築されたイーストビルへは2Fの連絡通路で渡って行けます。

H&M、ZARA、ユニクロなど人気のファストファッションブランドが集まっています。

フロア内には段差もなく、快適に散策できました。石畳の路面もありましたが、R30はクッション性のよい大型タイヤを使っているので、振動も心地よく感じました。

周りの人からの好奇心の視線を感じたのは、ちょっと嬉しいような恥ずかしいような心持でした。

今度の休日、親孝行で一緒にショッピングに出かけてみませんか?

R30があれば、いろいろ散策しても楽チン快適だから、足腰に不安があっても大丈夫ですよ。購入前に試してみたい!とお考えの方には「お試しレンタル」も受け付けています。

お気軽にお問い合わせくださいね。

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04/19

シニア人気全国No,1「嬉野温泉の秘密と未来の旅行」~インタビュー

洋風建築の公衆浴場「シーボルトの湯」

□シニアに人気の温泉、3年連続1位の嬉野温泉へ行ってきました。

トロトロの「湯豆腐」、女性に嬉しい「美肌の湯」、そしてお茶の名産地でも有名な温泉地といえば?

旅行検索サイト「楽天トラベル」のシニアに人気の温泉ランキングで、3年連続で1位となった嬉野温泉。その理由は、日本三大美人の湯といわれる温泉に加え、バリアフリーに対応した旅館・ホテルがそろっている事と、入浴介護ヘルパーの派遣などソフトも充実していること。今回、嬉野をシニアに人気の温泉全国No,1にした縁の下の力持ち、「佐賀嬉野バリアフリーセンター」の吉川事務局長に、未来の観光の姿について、お話を伺ってきました。

「誰でもが乗りたくなる電動カートの条件とは」

操作性や乗り心地を確かめる芳川事務局長

「温泉への入浴は要望をフォローできるようになりました、次は町歩きを楽しんでもらうことが目標です」

「佐賀嬉野バリアフリーツアーセンター」は市街地中心の「嬉野バスセンター」に併設された「嬉野観光案内所」内にありました。高齢者・障がい者から妊婦・外国人、誰でもが嬉野への温泉旅行を楽しめるように、一人ひとりのバリアーを解消していくことが、同センターの目標です。そのために旅行予定者からの相談対応や、宿泊施設のバリアフリー対応へのアドバイス、入浴が困難な方向けに「入浴介護ヘルパー」の派遣などを手がけ、文字通り嬉野のバリアフリーツアーを支えて来た団体です。

「次の目標は、誰もが嬉野の町歩きを楽しめるようにすることです。嬉野の市街地はほぼ平坦で、一部に傾斜地もありますが、そこをクリアできれば、電動カートも活用できます。」と語る吉川事務局長。

「しかし、皆さんに乗っていただくためには、今の電動車いすのイメージを変える必要を感じています。[パーソナル・ムーバー]といえる乗り物であり、『乗ってみたい!』と気持ちを惹き付けることが大切で、そのためにはカジュアルさ、楽しさ、簡単な操作、安全性、そして耐久性が必要だと考えています。」

DiBlasi R30の印象を伺うと「かなりいいと思います。見た目から今までのものとはまったく違う」と、うれしい評価をいただきました。「しかも、ボタンを押すだけで簡単に小さく折りたためるのが面白いですね。」

佐賀嬉野バリアフリーツアーセンターにはすでに、ジョイスティック式のカジュアルな電動車いすが1台ありました。まだ、一般貸し出しはされておらず、観光客をはじめいろんな人に見てもらうために、吉川事務局長が嬉野市街地での移動に使うことでデモンストレーションされているとのことでした。

新しい乗り物を使ってもらうためには、ただ置いておくだけでは使っていただけない、とのこと。

「これから嬉野にこられる方に情報を発信しても、なかなか伝わらない。すでに嬉野に来られた方に、使っているところを見てもらい、『乗ってみたいな』という気持ちにさせることが大切だと思います。」私たちの思いとも重なる吉川さんのお考えに、同志を得た気分で嬉しくなりました。

ジョイスティック式のよい所は、上半身が不自由でも指先を少し動かすだけで操作できるところです。R30はハンドル式なので、上半身が動かせる必要がありますが、行きたい方向へハンドルを切るだけなので直感的に、簡単に操作が覚えられます。

R30が嬉野で実際に使えるか?一番の傾斜地で実際に試してみたい、との吉川さんリクエストで、嬉野市街地へ出かけることとなりました。

「『シニアに人気の温泉地、全国1位』ということで、取材に来られても、シニアが出歩いている姿の写真がなかなか取れません。シニアの方は部屋に居ることが多く、あまり町歩きをされていないんですよ」と吉川さん。近い将来、電動カートでいろんな方が行き交う情景が見られるようになるといいですね。

おしゃべりしながら、並んで散策できることは電動カートの大きな魅力のひとつです。

目抜き通りは平坦で、風情のある旅館や川筋へ向かう道の傾斜もなだらかでした。確かに電動カートでの散策もやりやすそうです。そして、いよいよ最大の傾斜地へ。

この曲がり角の内側が、一番傾斜がきついところです。ウィーンとがんばっている感じながらも、R30はしっかり上っています。

R30が嬉野の町歩きにも十分使えることが確認できました。吉川事務局長はこの後「入浴介護ヘルパーさん派遣」の立会いのお仕事に向かわれる、とのことで、その旅館までR30に乗っていただきました。

今回、佐賀嬉野バリアフリーツアーセンターの吉川事務局長にお話を伺い、観光地での町歩きや買い物を促進する乗り物として「電動カート」が使えること、そして「乗ってみたい」という気持ちを引き起こすためにはカジュアルさ、おしゃれさなどの「見た目」が重要だということが、改めて確認できました。私たちはR30が電動カート・電動車いすのイメージを刷新し、「観光にも使ってみたくなる」というブレークスルーを果たしてくれるものと信じています。

吉川さん、電動カートを活用して、誰もが嬉野の町歩きを楽しみ、笑顔が行き交う「未来の観光」の情景を、共に生み出していきましょう。今回は貴重なお話をいただき、ありがとうございました。これからもご協力よろしくお願いいたします。

嬉野川沿いの温泉公園は水面に望む、穏やかなたたずまいで、葉桜の緑がきれいでした。左手奥には赤い温泉橋が覗きます。

温泉公園の対岸には、銀色の嬉野橋と嬉野温泉のランドマークでもある「シーボルトの湯」

佐賀嬉野バリアフリーツアーセンター

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04/05

■おでかけリポート~能古島

フェリーに乗って15分ほどで緑あふれる能古島にアクセスできます

R30でフェリーに乗って能古島(のこのしま)へ行ってきました。

ここは、博多湾に浮かぶ周囲12km人口約700人の島で、万葉集にも歌われています。近代では作家壇一雄が晩年を過ごしたことや、井上陽水さんの「能古島の片思い」も知られています。休日には「アイランドパーク」を訪れる行楽客で賑わっています。

車で姪浜渡船場へ。となりの立体駐車場からのアクセスは、大きな段差もなく、スロープもあり問題なし。

フェリーのチケットは片道230円、R30は折りたたんだ状態なら無料、乗用する場合は自転車料金120円が別途必要とのことでした。

市営渡船「ふらわーのこ」は向きを変えずに車での乗り降りができるように、船の前後に折りたたみ式の巨大なスロープが付いたフェリーです。

乗船したら、邪魔にならない位置にR30を置いて海の景色を楽しみました。

10分ほどでのこの島に到着。車の下船に続いて上陸します。

スロープがあり、大きな段差もなく、折りたたんだR30を引手の移動もスムーズでした。

この日の目的は「のこのしまアイランドパーク」の取材でした。電動カート活用の先進地アイランドパークについては、「インタビュー」をご覧くださいね。

取材を終えて、また渡船場へ戻ってきました。

次の船まで時間があったので、みなと近くを散策することにしました。

作家、壇一雄が流浪の人生の末に選んだ場所が、この能古島でした。それまで暮らしていたポルトガルの夕日よりも魅力があったそうですよ。

壇一雄の暮らした旧宅地脇に歌碑が建てられているとの事で、見に行くことにしました。 港を背に左へ進むと、小さな案内板もありました。

能古うどん製造所を発見!

静かな住宅地の中に「のこうどん」の製麺所を発見。だらだら坂を上ると、今は壇一雄の息子の太郎さんがお住まいだという家の奥に歌碑が見えてきました。

壇一雄の歌碑
「つくづくと櫨(はじ)の葉朱く染みゆけど下照る妹の有りと云はなく」

「つくづくと櫨(はじ)の葉朱く染みゆけど下照る妹の有りと云はなく」

妻律子の死を悼んで詠まれた句であり、出世作となった「リツ子―その愛」の表紙裏に壇自身が書いていたそうです。

ここからは、海を挟んで、すぐ目の前に福岡の町が見渡せます。

対岸の福岡市街地が見渡せる

壇一雄さんは、きっとこの風景を愛したんでしょうね。

港に戻り、渡船場横の「のこの市」をぶらぶら。島で取れた野菜が並んでいます。乗船まであまり時間がありませんでしたが、アイランドパークで取れた野菜をふんだんに使い、ここでしか食べられない「のこバーガー」を注文。それから調理するので5分ほど待ちます。渡船場には電動カートのままで入れる多目的トイレもありました。

対岸には、ドームやタワー等ももち地区の未来的な建物のシルエットが浮かんでいます。出来立ての「のこバーガー」を受け取り、急いで乗船、潮風に吹かれながらほお張りました。しっかりした肉の旨みにマヨネーズとマスタード風味がよくあって、おいしかった。

皆さんも、能古島にお出かけの際はぜひご賞味くださいね。おすすめです。

無事、姪浜の渡船場まで戻って来れました。

*電動カートでのお出かけのポイント情報

1)能古島渡船は折りたたんで乗り込めば追加料金は掛かりません

2)渡船乗り場には、電動カートのままでも入れる多目的トイレがありました。

3)姪浜~能古島フェリーは、折りたたんだR30の移動もスムーズでした。

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03/28

■お出かけレポート~海の中道海浜公園

海の中道海浜公園は、その広さが最大の特徴、野外劇場の広場。

今回のお出かけは「海の中道海浜公園」です。福岡市内陸部と志賀島(しかのしま)をつなぐ陸繋部に広がる自然公園で、動物とふれあえる「動物の森」や、デイキャンプ場、楽しい遊具がそろった「子供の広場」、夏は大型レジャープール「サンシャインプール」などさまざまな施設がそろった国立公園です。

公園内の大部分には歩道が整備され、電動カートで快適に走れました。所々、木の根っこが舗装を押し上げているクリフと呼ばれる所がありましたが、職員の方が漸次整備を進めており、ほかにも段差が残る場所や、勾配が急な坂も残っていますが、これらについてもバリアフリー化が進められています。

また、ユニバーサルデザインの取り組みとして、すべての人が安心して楽しく利用できるように、木陰の創出やベンチの設置、情報提供・案内サイン等の工夫に取り組んでいるとのことでした。

クリフと呼ばれる木の根っこ

公園には15台の電動カートも配備され無料で貸出しされていますが、基本的に足の不自由な方しか利用できません。電動カートの数に限りがあり、本当に必要な方に利用していただくために、必要な区分だと思いますが、私たちが目指す「誰でもが電動カートを利用できる社会」を実現させるためには、電動カートの更なる普及に加えて、利用基準として誰でもが使えるように、電動カートを介護福祉専用の機器から、安全に楽しんで使えるレジャー機器へと、捕らえ方を変えていく働きかけが必要だと感じました。

現状、歩ける方向けには、公園内を循環する園内バスが運行されていて、1日フリーパスが500円、1乗車につき200円、どちらも3歳以上一律料金です。

園内には電動カートもまま入れる多目的トイレも多数設置されています。

園内に多数設置されている多目的トイレ

あまりにも広すぎて、全部は回れませんでしたが、ほかにもイルカショーで人気の「マリーンワールド」も隣接していました。こちらは、また機会を改めてお出かけしてみたいですね。

イルカショーで人気の「マリンワールド」も隣接しています
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03/27

インタビュー~世代を超えて楽しんでいただくために~

動カート活用の先進地、のこのしまアイランドパークの挑戦

博多湾に浮かぶ、周囲12kmの島「能古島(のこのしま)」は、万葉集にも詠われ、作家壇一雄が晩年終の棲家を構えたことでも知られています。

能古島から博多湾越しに望む
ももち浜の建物の近未来的なシルエット

福岡市の郊外、姪浜の渡船場からフェリーに乗りわずか15分で、海と山に囲まれた緑豊かな島にたどり着けます。島から対岸に臨むももち浜の近未来的な建物のシルエットとは対照的ですね。

渡船場からアイランドパークまでは西鉄バスが運行されており、山道を抜け約13分で高台のアイランドパーク前へ到着です。

折りたたんだR30をバス車内へ。
コンパクトだから車内に置いても邪魔になりません。

開園50周年を迎える自然公園「のこのしまアイランドパーク」

初夏にはつつじが咲き誇る
アイランドパークは都会人を癒す自然公園です

能古島を代表する観光地「のこのしまアイランドパーク」は、創業者、久保田耕作氏の「都会の疲れた人を、豊かな自然の景観で癒したい」との熱い信念の元、昭和44年(1969年)に開園し、今年で開園50年を迎えます。

パーク入り口では、灯台キャンプ村の造成に大活躍したオート3輪が出迎えてくれます。

ここは、博多湾を背景にした緑豊かな丘陵に、1年を通してさまざまな花を楽しめるお花畑が整備された「自然公園」です。小さなお子様連れからおじいちゃん、おばあちゃんをはじめ、最近では海外のお客様にも愛される、人気のスポットになっています。

パーク入り口で、待っていただいていた久保田晋平氏は、創業者の息子さん。スタッフジャンパーを着て優しい目をした、気さくな感じの社長さんです。本日は久保田社長に多数の電動カートを導入されたいきさつや、お客様からの評判などをお訊ねします。 場所を移して、パークで一番大きなお花畑横のレストランで久保田社長のお話を伺いました。

「世代を超えてパークを楽しんでもらいたい」
と語る久保田晋平社長

ある時、パーク入り口でおばあさんが「私はここで待っとうけん、行ってきんしゃい」と子供連れの家族を見送っている場面に出くわしました。「3世代・4世代と、世代を超えて家族一緒にアイランドパークを楽しんでもらいたい」との思いから、何とかしようと思いました。偶々デモ機を安く譲ってもらえることになり、トヨタ製の3台の電動カートをはじめて導入しました。1998年ごろでしたね。翌年ディスカウントストアの閉店セールで安く販売されている電動カートを2台購入しましたが、思いのほか早く壊れました。それ以降は信頼できるメーカーのものを揃えて買うようにしています。部材や部品が壊れたときに、使い回すことができるからです。

昔懐かしい町並みの「思い出通り」

大感激してくれたおじいさん

パークに来られた老夫婦は、車いすに乗られたご主人と、支え介助されている奥様でした。奥様は体力もなく大変そうでしたので、電動カートをご案内しました。 奥様と電動カートでパークを楽しまれたおじいさんは、今までは介助されている奥様への気兼ねもあったのでしょう、「電動カートだと、こんなにも楽に自分の思い通りに動けるとは思わなかった」と大喜びされ、その後、毎週のようにパークに来られ、電動カートで散策を楽しまれていました。

大活躍している電動カート

現在では13台ほどの電動カートを導入しています。行楽シーズンのピーク時にはフル稼働しており、お客様にはご好評いただいています。最近は外国からのお客様が、面白がって乗りたいと言われますが、足の弱い方を優先し、余裕のある時だけお貸出ししています。

電動カートへの苦情はあまりないですね。バッテリー上がりなど「途中で止まる」トラブルは、たまにあります。その時はスタッフが駆けつけ、代わりのカートに乗り換えていただいています。

入り口に準備されている電動カート

電動カートの運用は、お客様からのお申し出以外にも、スタッフから足の弱そうな方へご案内することもあります。乗り方を説明すると、ご納得して乗っていただけますが、中には「私には乗れない」と遠慮される方もいらっしゃいます。そういった場合は同行の方に操作方法をご案内して乗っていただくこともあります。

料金は終日ご利用で500円です。あわせて同意書に署名いただいています。電動カート単独での保険には入っていませんが、パーク全体での損害賠償保険には加入しています。今まで、特に大きなトラブルは起きていませんね。

パークでは1年中花が咲いています

ご家族一緒に楽しんでいただくために

現在、年間で15万人のお客様にご来場いただいています。電動カートを多数用意していることは、特にアピールしていませんが「のこのしまアイランドパーク」には電動カートがある、と分ってもらえているようですね。小さなお子様連れのためにベビーカーも準備していますし、同じように電動カートも揃えています。3世代・4世代と世代を超えてご家族一緒にパーク内を回って楽しんで欲しい、その思いから電動カートの導入にも取り組んできました。これからも、お客様に楽しんでいただくために、出来ることをやって行きたいと考えています。

パーク内には多目的トイレも用意されています

インタビューを終えたあと、「車で行けば次の船に間に合うから」と、久保田社長に渡船場まで車で送っていただきました。

私たちは町のレンタサイクル店でも気軽に電動カートが利用できる未来を思い描いています

渡船場横の道の駅ならぬ「のこの市」を取材しました。レンタサイクル店に、電動カートレンタルの可能性についてヒアリングをしたところ、「一般公道での電動カートレンタルは交通事故などのリスクが大きくて、今のところ考えられない」とのご意見でした。

電動カートは法律上、歩行者扱いとなり一般公道でも使える乗り物です。社会一般での理解を進めるためにも、リスクヘッジや安全対策については、もっと研究を進めていく必要がありそうです。

久保田社長のお話を伺って、「ご家族一緒にパーク内を巡って楽しんでもらいたい」との思いが強く伝わってきました。私たちの「電動カートで家族の笑顔を広げたい」に重なる思いでもあり、これからの大きな挑戦に望む勇気を与えていただいた気がします。本当にありがとうございました。

03/22

DiBlasiの歴史

こんにちは、私たちがご紹介している電動カートのメーカー、イタリアのDiBlasiディブラッシ社の初期の歴史について、アルバムにまとめました。まずは、創業者ロサリオ・ディブラッシ氏。彼はイタリア空軍パイロットでもあり、優れたエンジニア・発明家でもあったんですよ。

創業者ロサリオ・ディブラッシ氏。彼はイタリア空軍パイロットでもあり、優れたエンジニア・発明家でもあった。

ロサリオ氏が搭乗していたSM(サヴォイア・マルケッティ)79トリトーリ。イタリア空軍の主要爆撃機として地中海で活躍しました。

SM(サヴォイア・マルケッティ)79トリトーリ

また、ヴァンケルエンジンというロータリーエンジンの理論的動作根拠を明らかにする研究発表をおこなうなど、優れた技術者であり、発明家でもあったのです。

ヴァンケルエンジンというロータリーエンジンの理論的動作根拠を明らかにする研究発表

ロサリオは、パイロットであると同時に、エンジニアとして、航空航路計算に用いる計算尺を開発しました。そこには彼の名前が刻まれています。

ロサリオ氏が開発した計算尺にはDi Blasiの名前が刻まれている

1940年代の終わりに、ロサリオ氏は空軍を離れシチリア島のシラクサにて農業を始めました。ライフワークとして折りたたみ式乗り物の開発にも取り組んでいましたが、当時のベスパやランブレッタなどスクーターのブームという時代背景を受けて、折りたたみ式スクーターのプロトタイプを製作しています。

指をくわえた男の子は、ロサリオ氏の息子で現在は顧客対応を担当しているカーメロ氏です。
Dibla(ディブラ)7と名づけられた電動折りたたみ三輪車

1960年代後半まで、折りたたみ式車両の開発は休止されていましたが、まったく新しいアイディアで再開されます。

それはDibla(ディブラ)7と名づけられた電動折りたたみ三輪車です。二人がゆったりと座れるソファーに車輪をつけたようなデザインで、はじめから電動カートとして企画されていました。

ソファーに車輪をつけたようなデザインで、はじめから電動カートとして企画されていました

Dibla7のプロトタイプは1968年のトリノモーターショーに出展され、イタリア政府産業大臣の訪問を受けるほど注目を浴びましたが、量産されるまでにはまだ長い時間が必要でした。

1968年のトリノモーターショーに出展されたDibla7のプロトタイプは、イタリア政府産業大臣の訪問を受けるほど注目を浴びた

DiBlas(ディブラッシ)は1970年代に、開発者からメーカーへと発展しました。それには2つの製品開発と、当時の社会背景が大きく関わっています。

1973年ミラノでの国際サイクル&オートバイショーで2つの新モデルが発表されました。当時は石油危機を背景に、イタリアでは「自動車のない日曜日」という、日本でのノーカーデーにあたる取り組みが盛んで、自転車のビッグ・バンとも言える大ブームの只中でした。展示会出展者は、会期の初日に在庫を完売してしまう状況でしたが、開発者として出展していたDiBlasは展示品の2台しか在庫を持っておらず、このチャンスを逃してしまいました。

折りたたみ式オートバイR2
折りたたみ式自転車AVIA

この経験をもとにDiBlasはメーカーへと生まれ変わります。1974年、ケルンで開催されたサイクル&オートバイショーに出展した折りたたみ式のオートバイR2は、当時の西ドイツで大ヒットとなります。この時からDiBlasi製品の80~90%輸出されるようになりました。多くの人に愛されたR2はドナルドダックを意味するPepalinoという愛称で呼ばれるようになり、今でもヴィンテージバイク愛好家の一種のカルトアイテムとなっています。

ドナルドダックと呼ばれドイツで大人気を博したR2

1972年、折りたたみ車両の革新的なアイディアが生まれました。折りたたむとサイズが小さくなる多関節四辺形のフレームです。国際特許を取得したこのアイディアは、折りたたみ自転車Aviaと折りたたみスクーターR2に適用されました。完全にオリジナルな機構と細部まで計算された2つのモデルは革新的なものでした。たとえば自転車のペダルには、簡単にすばやく折りたため、しかも安全に使用できる、世界で始めてのデザインが採用されました。これは競合他社からも高く評価され、その機構は現在でも世界中で使われ続けています。

長年に渡り、折りたたみバイクへの改善が続けられています。エンジン式折りたたみバイクの最新型はR7Eです。

*日本国内での取り扱いはありません。

折りたたみバイクは、走行性のの高さと折りたたみ時のコンパクト性から、キャンピングカー積載をはじめ、ボート積載、自動車積載、そしてレンタカーの配達、回収などさまざまな領域で活躍の場を広げていきました。

1974年に発表された、折りたたみバイクR7はイタリア国にでも高く評価され、州警察のヘリコプター搭載バイクに採用されました。