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2025/04/01

【完全ガイド】福祉車両とは?種類・選び方・活用方法を徹底解説

はじめに

近年、高齢化社会が進む中で「福祉車両」の需要が高まっています。
車いすの方や介護が必要な方でも移動しやすいように工夫されたこれらの車両は、ご本人だけでなく、介助者の負担も軽減してくれる重要なアイテムです。

しかし、いざ福祉車両を選ぼうと思っても、「種類が多くてどれがいいのかわからない…」「補助金や助成制度ってあるの?」と悩んでしまう方も多いのではないでしょうか?

この記事では、福祉車両の種類やメリット、選び方、購入時のポイント、実際の活用事例まで、徹底的に解説していきます!


一般の車とどう違うの?

通常の車と福祉車両の違いは、主に「乗り降りのしやすさ」や「移動時の快適性」にあります。
たとえば、車いすのまま乗れるスロープ付きの車両や、シートが回転してスムーズに乗り降りできるタイプなどがあります。
これらの工夫によって、移動が難しい方でも負担を少なく外出できるのが特徴です。

福祉車両の種類

福祉車両にはさまざまなタイプがあり、利用者の状態や目的によって選ぶべき車両が異なります。
ここでは、代表的なタイプを紹介します。

福祉車両は大きく、介護式福祉車両自操式福祉車両の2つに分かれます。
まずは、自分で運転をしない方向けの介護式福祉車両の種類について見ていきましょう。

介護式福祉車両

どんな方に向いている?
・常に車椅子を使用している方
・車のシートへの乗り移りが困難な方

車の後部や側面にスロープがついており、車いすのまま乗り込めるタイプ。介助者がいる場合に適しています。

リフトタイプ_介護式福祉車両

どんな方に向いている?
・常に車椅子を使用している方
・車のシートへの乗り移りが困難な方
・常に車椅子を水平に保つことが必要な方

電動リフトで車いすごと持ち上げるタイプ。
スロープよりも省スペースで乗り込めるため、介助者の負担が少なくなります

回転シート車_介護式福祉車両

どんな方に向いている?
・杖などを使って自立歩行が可能な方
・車の乗り降りに不便を感じている方

助手席や後部座席が回転し、乗り降りをスムーズにするタイプ。
立ち上がりや歩行が少し困難な方におすすめです。

昇降シート車_介護式福祉車両

どんな方に向いている?
・半身マヒなどで乗り降りする方向が限られる方
・膝や腰、各関節に痛みを感じている方
・常に介護が必要な方

助手席や後部座席に昇降機能付きの回転シートにが搭載されているタイプ。
車の乗り降りの際にシートが回転、昇降するため、車椅子からの乗り移りも楽にできます。

自操式福祉車両

運転補助装置付車

障がいのある方でも運転しやすいように、ハンドルやペダルの位置・形状を変更した車両。足が不自由な方でも手だけで操作できる装置がついているものもあります。

手動装置_自操式福祉車両

車の通常のハンドルに旋回装置をつけることで、右手だを使用したハンドル操作を簡単にできます。左手は操作レバーを前方に押し付けてブレーキ、手前位に引いてアクセルとなります。またウィンカーやホーンスイッチもこのレバーにあり、作動させることができます。

どんな方に向いている?
・足でアクセルとブレーキを直接操作することが困難な方
・アクセル、ブレーキのペダルの踏み替え操作が困難な方

左足アクセル_自操式福祉車両

左足でアクセルの操作ができる車両です。

どんな方に向いている?
・右足でアクセルとブレーキを直接操作することが困難な方
・右足でアクセル、ブレーキのペダルの踏み替え操作が困難な方

足動装置_自操式福祉車両

足のみで運転操作ができる車です。
運転席の足元左側に増設されたハンドルペダルに左足を固定し、自転車のペダルのように回すことでハンドル操作ができます。
注:この装置を取り付けられるメーカーや車種は限られます。

どんな方に向いている?
・両腕が不自由な方

ここで紹介しただだけでも、様々なニーズに合わせた福祉車両がありますね。
このほかにも沢山のオプションや、個人の障害に合わせたカスタムができます。

Tips
トヨタは「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」では完全に手だけで運転可能な新技術を発表しました。
”トヨタ自動車は、足を使わずに手だけで運転を可能にする新技術「NEO Steer(ネオステア)」を開発、ジャパンモビリティーショーで出展した。障がい等により足のペダルを使えない人々にとって、運転の可能性を広げるツールとして注目されている。”

このような新しい技術も注目していきたいですね。
引用元:https://www.pt-ot-st.net/index.php/topics/detail/1549


福祉車両を選ぶポイント

福祉車両を選ぶ際には、いくつかのポイントを押さえておくとスムーズに選択できます。

1.利用者の状態に合わせる

  • 車いすを利用しているか? → 車いす対応車が必要
  • 歩行はできるが不安があるか? → 回転シート・昇降シート車が便利

2. 使用目的に合った車両を選ぶ

  • 日常的に使うのか、たまに使うのか?
  • 家族が介助するのか、本人が運転するのか?
  • 本人だけが運転するのか、家族も運転するのか?

3.注意するポイント

・福祉車両は乗り降りの際に一般の車よりも多くのスペースを必要とすることが多いです。自宅駐車場や自宅の出入り口に乗り降りのスペースを確保できるか事前に確認しましょう。
・車への乗り移りができるか、座席が高すぎないか、など乗り移りをする方は事前に試乗して安全を確かめましょう。
・車椅子の積み込みが必要な場合は、誰が積み込むのか、車内の積み込み場所、方法を検討しましょう。電動車椅子はかなり軽い機種でも20kg~30kgの重量があります。車椅子を積み込むための電動クレーンのオプションなどもありますので、購入時にディーラーと相談してみることをおすすめします。


短期間だけ使ってみたい場合や、一度使ってみたい場合は、各社レンタカー会社でも福祉車両のレンタルを行なっていますので、まずはレンタルで試してみるのもおすすめです。

TOYOTA Rent a Car ウェルキャブ(福祉車両)
https://rent.toyota.co.jp/service/welcab/charge.aspx

オリックスレンタカー
https://car.orix.co.jp/price/welcab.html

ニッポンレンタカー
https://www.nipponrentacar.co.jp/car_price/bus.html

Times CAR RENTAL
https://rental.timescar.jp/price/car/fukushi.html

購入時に助成制度はある?

"福祉車両の購入時には、税金の優遇がありますか?
A .福祉車両にはさまざまな優遇税制が適用されます。

消費税
障がいのある方が運転するために、運転補助装置が取り付けられているクルマと、車いすの使用者が車椅子を使用した状態で乗車できるよう一定の改造が施されているクルマは、は、譲渡、貸付、製作の請負、修理などが非課税とされます。
※ くわしくは販売店、またはお住まいの地区の税務署にお問い合わせください。

自動車取得税・自動車税・軽自動車税
障がいのある方が運転するクルマや、障がいのある方と生計をともにする人が運転し、もっぱらその障がいのある方ために使うするクルマなどは、自動車取得税・自動車税・軽自動車税が減免される場合があります。適用基準や減免条件などは各自治体によって異なりますので、お住まいの地区の税事務所(軽自動車は地区町村の役場)、または福祉担当窓口にお問い合わせください。"

引用:https://www.jama.or.jp/library/welfare/webcatalog2019/html5.html#page=27

その他にも、自治体の補助金などもありますので、詳しくはお住まいの自治体の担当部署までご相談ください。

まとめ

福祉車両は、高齢者や障がいのある方の移動をサポートし、生活の質(QOL)を向上させる重要な手段です。種類も多く、車いす対応車、回転シート車、自操式福祉車両など、それぞれのニーズに合わせた選択肢があります。

選ぶ際は、利用者の状態や使用目的をしっかりと考え、試乗や駐車スペースの確認を行うことが大切です。また、購入時には税制の優遇措置や助成制度を活用し、費用を抑えることも可能です。

最近ではレンタルやサブスクサービスも増え、一時的に必要な方も気軽に利用できるようになっています。技術の進化とともに、さらに便利で安全な福祉車両が登場することが期待されます。

外出の自由を広げる福祉車両を、ぜひ上手に活用してみてください!

参考文献:https://www.city.yokohama.lg.jp/kenko-iryo-fukushi/fukushi-kaigo/koreisha-kaigo/kaigoyobo-kenkoudukuri-ikigai/kaigoyobo-kenkoudukuri/kaigoyobou.files/0097_20230805.pdf

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