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■糸島わいわいフェスタ2019「R30試乗体験会」~アンケート分析レポート

好天にも恵まれた5/12(日)、糸島視福祉健康センターにて開催された「糸島わいわいフェスタ2019」にて、先進技術を用いた福祉機器の展示「フクテク展」に、イタリア製全自動折りたたみ電動カートDiBlasi R30を出展し、体験試乗会を開催しました。

ステージイベントや出店、はしご車体験などさまざまな催しもので賑わう中、お年寄りから小さなお子様連れのご家族まで、さまざまな方にR30の楽しさを体験していただきました。あわせてアンケートにご回答いただきましたので、今回は分析結果をレポートします。

アンケートにお答えいただいた全員から「快適だった」とのお答えをいただけたことは、私たちにとってもうれしい限りです。

イベントでは、30名ほどの方にR30の体験試乗していただき、そのうち21名の方からアンケートにご協力いただきました。

アンケートでは、普段の歩行の状況や、R30ご試乗の感想、電動カートを使った旅行に行きたいか?など、電動カートを旅行に活用するための基礎データ収集を目的に行われました。

今回のアンケートの回答者は、男性65%、女性35%。年齢構成は64歳以下が84%、65歳~69歳が5%、75歳~79歳が11%でした。

○意外にも約4割の方が、歩行への不安を感じている

64歳以下の若い方が大半だったにもかかわらず、「歩行には問題はなく、長距離の早歩きも平気」との回答が59%にとどまり、約4割41%の方が歩行への何らかの不安を感じていることが、初めてわかりました。

このことから、長距離を歩く事が多くなりがちな旅行シーンにおいて、電動カートを活用して、楽に快適に散策したいという潜在的な需要は、確実に存在していることが分かります。

○「快適だった」との回答が100%と嬉しい結果!

R30に試乗した感想をお尋ねしたところ、「操作性」では「簡単に操作できた」が79%、「操作に少し困難を感じた」が21%でした。これは発進・停止時にスロットルレバーをゆっくりと操作する事に慣れないためだと思われます。R30はスロットルレバーひとつでアクセルとブレーキの役割を果たしており、安全機構として、スロットルレバーから手を離せば、自動的にブレーキがかかります。ゆっくり止まるには、ゆっくりとスロットルレバーを緩める操作が必要なのです。

「安心感」では95%が「安心して運転できた」との回答で、「危険性」では81%の回答が「運転しても危険は感じなかった」であり、「運転して少し危険を感じた」は19%でした。これは「操作性」とも共通し、急に手を離すと急停止してしまうことが要因と考えられます。

「快適性」ではすべての回答が「快適だった」であり、試乗いただいた方全員に楽しんでいただけたと、私たちにも嬉しい結果となりました。

○楽しい感じの好意的な印象。

男性はシンプルさ、女性は洒落た感じを高評価。

「印象」を尋ねたところ、「楽しい感じ」が46%で最も多く、次いで「洒落た感じ」29%、「シンプルな感じ」25%と好意的な印象でした。「シンプルな感じ」との回答の全員が男性で、「洒落た感じ」との回答の殆どが女性でしたので、男女とも楽しさを感じていただき、特に男性はシンプルさ、女性はおしゃれさが印象に残ったようでした。

「用途」については63%が「介護機器だと思う」との回答で、「どちらかというとレジャー機器と思う」を含めて、レジャー機器とする回答は37%でした。レジャー機器としての電動カートは、現状のジャンルとして確立していないことを考えると、DiBlasi R30がレジャー機器として受け入れられる可能性を感じさせる結果となりました。

「評価」として今後の利用をたずねたところ、全員がまた利用してもよいとの回答で、積極的に「機会があればまた利用したい」が72%、消極的に「どちらかといえばまた利用してもよい」が28%でした。

○電動カートがあれば、不安があっても長時間歩く旅行に参加したい方が倍増する。

長時間歩く旅行について、介助式車いすや電動カートの有無別に参加意向を尋ねたところ、「不安はあるが参加したい」との回答で大きな違いが見られました。補助具がない旅行では10%だったのに対し、電動カートなどがある旅行では倍以上の21%との結果となり、同様に「不安があるので参加したくない」との回答は補助具なしでは20%に対し、補助具ありでは4分の1の5%にまで減少しました。長時間歩く旅行でも、電動カートなどの補助具を使えるようにすることで、旅行への参加意向を高められることが確認できました。

○1日レンタルの値ごろ感は約2千円。

介助式車いすと電動カートに違いについてたずねたところ、最も多い回答は「どちらでも良い」の44%で、ついで「介助式車いすが良い」の31%でした。介助式車いすは常に介助者が同行し押してもらうため、安心感がありますが、自分の行きたいところをその都度聞いてもらう必要があり、介助者に気兼ねしてしまう、という側面もあります。「介助者に気兼ねするので電動カートが良い」との回答が25%にとどまったのは、回答者の大半が64歳以下の若い方であり、積極的な関心を持たれなかったためだと思われます。

1日あたりいくらぐらいなら電動カートを使っても良いか?とたずねたところ、「500円」が最も多く33%、ついで「2,000円」が22%でした。1万円から500円まで回答は分散しましたが、望ましい価格を平均したところ2,056円となり、1日のレンタル代はおおむね2千円程度に値ごろ感があることがはじめて分かりました。

アンケート分析によって、若い方を含めて4割の方が歩行に不安を感じていたことや、現状でもR30をレジャー機器と捉える方が4割に上るなど、予想していなかったことを知ることもできました。 アンケートにご回答いただいた皆様、試乗体験会に参加された皆様、またイベントでお世話になった関係者の皆様、ありがとうございました。